代居鈴香(Yosue, Suzuka)

出身:大阪府
アメリカでの所属:シタデル大学 2 年
日本での所属: JFA アカデミー福島
ポジション:FW

シタデルでの生活はどうですか?

今は2年目で、だいぶ快適になりました。 良いグランドとキャンパスでサッカーと勉強ができる環境、という意味では、何の問題もないです。英語も上達しました。実は今、NCAA から、全額奨学金の選手に対する備品購入で警告が出ています。全額奨学金の選手は、キャンパスストアでも、奨学金で買っていいもの、だめなものが決められているのですが、その点の精査を受けているのです。

シーズン中は、忙しくなります。金・日が試合で月曜がお休みで、その時に宿題をしています。あとはビーチに行くか、ご飯を食べに行くか。部屋で、みんなで映画を見るとか。大学にボートハウスみたいな場所があって、仲間とリラックスして過ごすのも好きです。

専攻は、スポーツ関連からスポーツマネジメントを選びました。マーケティングや、オリンピックなどのイベントの裏側の勉強をします。今、アスレチックトレーナーに興味がありますが、とても難しい授業ばかりなので、取るとしたら 3 年生からかな、と考えています。将来もスポーツ選手にかかわりたい気持ちがあります。

楽しんでいるようですね!慣れるまでは大変そうでしたが…軍関係の大学生として、1 年生の生活を教えてください。(アメリカの大学全部がこのような生活ではありません )

日常生活が、普通ではなかったです。1 年生は 6 時 20 分起床で、ほうきの使い方も指定されて掃除。その後の朝礼で、本を朗読。決められたスタイルで本を持って…敬礼の仕方も覚えましたよ、目を隠すような角度です。「夜の音」が鳴るまで、1 年生は制服を着替えた り寝たりしてはだめ。でも、2 年生以上は、そうい
うルールが全部なくなるんです。

最初はなにがなんだかわからなくて、帰りたくて辛かったですが、今は、達成感があります。もしここまで大変ではなかったら、何となく過ぎていたかもしれません。我慢強さとか、勝負強さとか、目に見えないけれど成長することができたという実感もあります。目の前にあることを一生懸命こなしてきて、ふと、入学した時の立ち位置と今を比べたら大きく成長したな、と。

では出発地点に戻って、トライアウトを受けようと思ったきっかけは?

(JFA)アカデミーで中3の時にアメリカ遠征があって、スタンフォード大の試合観戦や大学見学をしました。ここでサッカーしたい!と思って。その気持ちがずっと心にありました。タイミングもあって高校卒業時に進学できずあきらめかけ、日本のリーグにいた時に WithYou のトライアウトをみつけて、受けようと決めました。 あの時はぶっつけ本番でした。アメリカに行きたいという気持ちの強さと、(中高)6年間、寮住まいでサッカーをやってきた自信だけで、楽しんで挑戦できました。Citadel にオファーをもらった時は本当にうれしくて、英語スコアも何にも持っていなかったのですが、なぜか焦りもなくて、もう、行けることにワクワクしていました。

短期間で集中してスコアを取ったのはさすがです!でも英語は不十分なまま渡米?

はい、私だけ英語を理解していないから言動を間違えたり笑。チームメイトが、指導教員に「この子は英語が分からない」と説明して許してもらっていました。サッカーがあるからこそ、支えられたものはたくさんありました。普段の生活はチームメイトに助けてもらわないといけないけど、サッカーでは、逆にみんなが自分の言うことを聞いてくれる。サッカーのときだけは、自分らしくあれるというか、気持ちがすごい楽になる、というか。

英語が話せない時は「言いたいことが言えへん」ってこんなにしんどいんやな、と思って。これが面白い、楽しい、聞いて聞いて、を、言えないのはこんなにも辛いのか、と思いました。

そのぶん、サッカーは強気でいきました。私はこのために来ているという気持ちがあったし、自分はフルスカラシップをもらっていて、ここに来るまでに応援してくれている人がいる。その人たちをがっかりさせたくないとも思って、自分のできることを淡々とやりました。人によって強気でいられる部分は違いますよね。行動で見せる人も、口がうまい人もいて、私は、サッカーで自分の気持ちを表現するのが得意だな、と。もちろん言葉は大事ですが、人に影響を与えるのに、行動でわかってもらえることっていっぱいあるな、と気付きました。

NCAA D1、でも決して上位校ではない Citadel って、どんな感じですか?

チームの雰囲気は良かったかなと思います。でも正直最初は、チームのレベルも高くなく余裕でやれる感じで、トランスファーしたい(他校に移りたい)と思っていました。実際に一年間が過ぎたとき、今はトランスファーできる状態じゃない、と気づきました。サッカーでは余裕でしたが、それ以外の部分ではほとんど、「大学生として独り立ちしていなかった」です。GPA(大学の成績)が低くて、日常会話もまだまだで、シンプルに、まだ自信がありませんでした。トランスファー先でも一人でやっていける自信がなかったら絶対行けない、と分かって残ることにしました。よく考えてみたら、D1 で奨学金をもらって毎日過ごせていることを考えたら、全然悪くはないし、欲を言えば、もうちょっといい環境でプレーしたい、という希望だけだったな、と。

将来は絶対、プロになりたいです。アメリカで。ヨーロッパ等も第二候補で考えていますが、第一候補としてはアメリカです。だから、トランスファーしないと決めたわけではなくて、英語も生活面も自信をつけてステップアップしようと思っています。

では、後輩にメッセージを。

800 人 以上の Withyou サポート留学生が挑戦し、世界を経験しています

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