沖吉大夢(Okiyoshi, Taimu)

出身:兵庫県
アメリカでの所属:ソルトレイク短期大学
日本での所属:  神戸弘陵学園高校
ポジション:M

コロナの状況とサッカー部の活動について教えて下さい!

今学期(2021 年春)は、毎週 2 回、PCR 検査を受けます。大学内の至るところにカメラが設置されて、マスクしない部員が一定数以上いたら、部活動を停止されてしまうぐらい厳しく管理されています。ジムでランニングする時にマスクをしているとかなりきついです。それでたまにおろすと、すぐ係員が来て、「マスクして!」と指摘されてしまいます。

このチームは 15 カ国から選手が集まっています。日本、韓国、メキシコ、チリ、アルゼンチン、コロンビア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、トリニダードトバゴ、ナイジェリア、フランス、ジャマイカなど。それほどレベルが高いとは思いません。メキシコ系アメリカ人の 2 年生と僕が中心でやっているという感じですね。この選手と、それから監督とはチームでやりたいことは分かりあえる感じで、日本で言われる「繊細なうまさ」とか「あうんの呼吸」とかは、全くないです。一試合にかける気持ちの強さは、こちらのほうが勝っていて、日本だったら飄々とやるところを、吠えて、盛り上げて、身体のぶつかり合いで戦うという印象です。

戦ってますね!オフの日は?

僕が住んでいるアパートには、女子ソフトボール部やバスケ部の選手も住んでいます。彼らと出かけることもありますが、一日中宿題に追われていることもあります。高校時代と比較すると、0と100です苦笑。最初はいつどんな宿題が出るのか分からず苦労しましたが、今学期はどの曜日になんの宿題が出るか分かっているので、計画的にしています。
ちょうど Humanity(人文科学)の宿題ボランティアに参加する)をしてレポートを書く」が出たので、今日、仲の良い女の子に相談して、アートの展覧会に行ってきました。写真を撮って、レポートにして提出します。人種についての考えを求めるレポートは多いと感じます。例えば、警察が、黒人をスピード違反にしやすい、それをどう考えますか、どのように取り組むべきですか、とか。
今学期は Nutrition(栄養学)はアスリートとして役立ちそうと思って履修していますが、英語が難しすぎて、栄養のことを考える余裕すらなくなっています笑。

英語力の上達を兼ねて、発音のきれいな、優しい女の子の友だちを作って、いざとなったら助けてもらったり、できる限り自分からも話して英語の学習をするように心がけています。留学生のチームメイトはアクセントがあったり、男同士はスラング寄りになったりするので。

英語上達の努力を続けていて立派です!自炊と聞きましたが。

この大学には寮がないのでアパート暮らしで、サッカー部5人でシェアしています。自炊・洗濯・掃除を全部自分でやります。日本では料理も全くやったことがなく、最初の1-2ヶ月はほんまにしんどかった、学校から帰ってきて何を作るか考えたり、見たこともない食材で調理の仕方も分からない…でも3ヶ月経ったら習慣になってできるようになりました。他の大学にはないみたいですが、大学の Food Pantry で毎週食材(肉・野菜・パン・飲み物など)を無料でもらえるのです。これを使って料理して、さら
にアスリートとして自分の身体作りを考えてスーパーで買い足しています。寮だったら今まで通りサッカーと勉強だけやっていればよかったかもしれませんが、今、少し面倒でも、しょうもないご飯を作ったら最終的に自分のためにはならない、と考えるようにしています。チームメイトが皿を洗わないのは本当にストレスなので、俺の皿を使いたいなら、使ったらすぐ洗え、とはっきり言いました笑。

普段、僕はバスに乗ってグランドや大学を往復しています。僕の不器用な性格もあると思いますが、他のチームメイトは車を持っている選手に乗せてもらっています。でもとにかく時間にルーズで、ぎりぎりに行こうとするので、自分で移動したほうがストレスがないです。大学周辺は割とお店や建物も多くて、ソルトレイクシティはユタ州では都会で便利な方だから、バスで自分で移動できる方が気楽なときも多いです。今は、友だちの車を借りて練習中で、そろそろ運転免許を取ろうかなと考えています。

一歩一歩、夢に向かって成長する様子がうかがえますね。

留学生活はしんどいことだらけで、今も宿題に追われていますが、こういう苦しい環境を、自分を強くしてくれる時間だと捉えられるなら、絶対にアメリカ留学はおすすめです。逆に、人種も生活習慣も言語も違う、苦労する日々をマイナスにしか捉えられないなら、辞めたほうがいいかもしれません。僕もこの難しい環境のなかで、今年はまず、チームのためにもできることをしっかりやって全米大会に出場して爪あと残して、「あいつ誰や」と思わせたいです。

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